でんげき☆ Network Service

Raspberry Pi 4 で運用実験中 Connect checker

タグ「Ubuntu」を含む投稿4件]

TeraStation™ 5000N Series って NAS のディスク交換した際のリカバリ方法メモ

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時既に死語となりつつある SOHO っていうか小規模企業用のファイルサーバとして多く使われているファイルサーバ(NAS)がリプレースされて大漁にジャンク屋さん等に流れてきて安く叩き売りされているってイメージの TeraStation™ 5000N Series があるんだけど…こいつは動作用のシステム(Linux)を搭載 Disk 上に構築してるって都合上なのかその Disk を抜いちゃうとピクリともしない置物になっちゃうんでその辺をリカバリする方法を今後の忘れ物防止メモ的に記した概ね私的なドキュメントです汗
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そんなこなんで今回は前々から使ってた BUFFALO TeraStation TS5200D って NAS のディスクを HDD から…消音化を期待して SSD へと置換した際の作業履歴です ちなみに HDD として運用してた際のデータは約 4TB ほどあり…それを 2TB の SSD にまるっと複製するのは物理的に不可能だってことなんで HDD のデータは事前にファイルを抜いた後に SSD に換装して真っ更な状態に再構築したって条件になります

それでは→ TeraStation™ 5000N Series | Buffalo Americas から USB メモリに書き込むブート可能なイメージファイルをダウンロードしてきます

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DOWNLOAD CONTENTS」タブを選んだ後に…

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Bootable USB recovery image for TS5000 series.」って感じの説明があるものをダウンロードします ※ 2024/03/31 時点で「TS5k_recovery_260.zip」ってファイルでした これを適当な場所に解凍しておきます

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これを別途用意しておいた USB メモリ(※概ね 2GB くらいの容量を必要とするらしく…まぁ余裕を考えて 2.1GB 以上の USB メモリが必須だと思われる)にブートイメージを書き込みます この際 Windows 利用の場合だと添付の専用ツールでどうにかなるらしいのですが…まぁ Linux とかなら普通に dd を使って TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込めばいいようです ※画像は既に TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込んだ後のものなのでアレですけど汗

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$ sudo dd if=TS5000V2.6bootUSB.ddi of=/dev/sd status=progress

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of=/dev/sd の「」の部分は各人の環境により異なります! 必ず「コントロールセンター」→「ハードウェア:ディスク」を参照するなりして適切に指定してください!! ※画像は既に TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込んだ後のものなのでアレですけど再び汗

  :

これでブータブル USB メモリの準備ができたんで TeraStation のリカバリをしていきます もちろんこの段階で TeraStation に HDD なり SSD を正しく装着した状態にしておきます

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先程の USB メモリを TeraStation 背面の USB ポートに挿し…ブートのセレクタスイッチを「USB」側にセットして電源を接続して本体前面にある電源ボタンを ON にします

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しばらくすると本体前面の液晶表示部に「Recovery I41 PushFuncToStart」と表示されるんで…同じく本体前面にある「FUNCTION」ボタンを押す

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本体前面の液晶表示部が「Recovery I37 SystemRecovering」となりリカバリ処理が実行されます

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リカバリが完了しました

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電源を切り…本体背面のブートのセレクタスイッチを「HDD」側にセットしてリカバリ USB メモリを抜いて LAN ケーブルなんかを挿して諸々の準備が整ったら再度電源を入れます

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これで後は BUFFALO TeraStation TS5200D の IP アドレスにブラウザでアクセスすれば設定画面が表示される…らしいんですがなんかバグったような表示になり先に進めない? 困りましたね(-_-;)
どうやらこの辺はファームのアップデートを行えば対処できるらしいんでそのようにしてみます

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TeraStation 5000シリーズ ファームウェア アップデーター (Windows) ってのがあるようなのでダウンロードしてきます

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ダウンロードした ts5000-v422.exe は…そのまま ZIP ツールで解凍できるんで適当なフォルダに解凍します そして解凍したフォルダに移動して TS5000-v422 フォルダに移動した後に Windows のアプリケーションを Linux 上で動作させる Wine ってのを使って TSUpdater.exe を実行します

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$ wine TSUpdater.exe

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TeraStation のファームがいろいろと更新されていきます

これらの作業が全て完了すれば…今度こそ BUFFALO TeraStation TS5200D の IP アドレスにブラウザでアクセスできるようになり諸々の設定が可能になります
ちなみに初回起動時の管理者ユーザ名とパスワードは
ユーザー名:admin
パスワード:password
で入れます 入ったら直ちにパスワードを別のものに変更しておきましょう

そんなこなんないろいろとややこしそうな作業の連続ですが…まぁ間違えたりしても最初のリカバリ USB メモリでのブートの辺りまで戻れば何度でもやり直し可能なんで気楽に作業すればいいかなって感じです それでは良いジャンク NAS 生活を!(>_<)w #NAS #Ubuntu

情報 <2493文字>

MakeMKV の使い方…のもうちょっと前のメモ

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DVD や BD をアレするのに便利な MakeMKV ですが…そうそう毎日毎日頻繁に使うものじゃないんでイザ使おうと思うとなんかポップアップが出て使えない!ってことはありませんか? 私はあります でもまぁそうそう毎日毎日頻繁に使うものじゃないんでレアな出来事ではあるのですが(汗

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では頻繁にアップデートされる MakeMKV の更新方法からですかね なんか Windows 版とかではバイナリで供されているらしいんで…それを入れればいいらしい?って感じなんですが Linux 版はソースコードでの提供なんでその都度コンパイルしなくちゃいかんっぽいでうね

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そんな訳で MakeMKV のページに行ってみて Downloadforum page. と進み…

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makemkv-oss-*.tar.gz makemkv-bin-*.tar.gz の 2 つをダウンロードしてそれぞれ適当なフォルダに解凍しておきます

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それでは makemkv-oss から処理していきましょう makemkv-oss を解凍したフォルダに移動して…

./configure
make
sudo make install


を順番に実行します 環境にもよるだろうけど…ちょっと時間がかかります
つーかまぁこの辺の何行かになってるのを一行づつコピペするのは面倒なんで…

./configure && make && sudo make install

こんな感じで「&&」でコマンドをつなげて実行するのもアリですかね

※なお MakeMKV の初回のインストールの際には sudo apt-get install build-essential pkg-config libc6-dev libssl-dev libexpat1-dev libavcodec-dev libgl1-mesa-dev qtbase5-dev zlib1g-dev を真っ先に実行しておいたほうがいいらしいです

  :

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お次は makemkv-bin を処理しましょう makemkv-bin を解凍したフォルダに移動して…

make
sudo make install


を順番に実行します これも先程と同じく「&&」でコマンドをつなげて実行していいと思います

make && sudo make install

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途中で重要な注意事項的なものが表示されるので…カーソルキーの↑↓やスペースキーなどを使い読んだ後に「q」で抜けて了解した場合に「yes」を入力して次に進みます

  :

これで MakeMKV のアップデート(インストール)は完了です makemkv-*.tar.gz を展開しておいたフォルダは削除しても問題ないんで…まぁ邪魔くさいので消しておいたほうが無難でしょう

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そしてお次は「期限切れ」となってるこれをどうにかしましょう

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News and Announcements 内の MakeMKV is free while in beta と進み「The current beta key is」の内容を…

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MakeMKV を起動 → ヘルプ(H) → 公認(R) を選び…出てきた入力欄にコピペして「OK」すれば完了です

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あとは MakeMKV を再起動すれば使用できるようになってます ありがたいですね(>_<)w

それほど面倒な手順ってほどでもないんだけど…リンク先とか忘れがちなんでその辺の対策メモってかんじでまとめておきました ご利用は自己判断でお願いします(汗 #Ubuntu

情報 <1542文字>

Python の使い方メモ Vol.1

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時既に Perl の時代は終わり…世は Python が覇者となっている!って事なんでぼちぼち勉強しようかなーって思いつつちっとも重い腰が上がらないことはありませんか? 私はあります いやむしろずっとそんな感じです(瀧汗
まぁまぁそんな話はともかく…なんか動画サイトのアレをゴニョゴニョするのに便利な yt-dlp ってのがあるのですが…それが Python で書かれているらしいんですよね そんな訳で手っ取り早いインストール法と…過去のバージョンに戻したい!って時とかの操作法のメモなんかを少々ってかんじで

以降のメモは Python 3 を対象にしています
$ python --version
Python 3.8.10

Python モジュールのインストール ※ここでは yt-dlp をインストールする
$ sudo python -m pip install yt-dlp
もしくは…
$ sudo pip install yt-dlp
でもいいみたい? 違いがよく判ってないんで調べておくメモ

何かの都合で古いバージョンに戻したくなった時 ※ここでは yt-dlp を対象とする
$ pip install yt-dlp==
ERROR: Could not find a version that satisfies the requirement yt-dlp== (from versions: 2021.1.15, 2021.1.15.post1, 2021.1.16, 2021.1.20, 2021.1.24, 2021.1.24.post1, 2021.1.29, 2021.2.4, 2021.2.9, 2021.2.15, 2021.2.19, 2021.2.24, 2021.3.1, 2021.3.3, 2021.3.3.1, 2021.3.3.2, 2021.3.7, 2021.3.15, 2021.3.21, 2021.3.24, 2021.3.24.1, 2021.4.3, 2021.4.11, 2021.4.22, 2021.5.11, 2021.5.20, 2021.6.1, 2021.6.8, 2021.6.9, 2021.6.23, 2021.7.7, 2021.7.21, 2021.7.24, 2021.8.2, 2021.8.10, 2021.9.1, 2021.9.2, 2021.9.25, 2021.10.9, 2021.10.10, 2021.10.22, 2021.11.10, 2021.11.10.1, 2021.12.1, 2021.12.25, 2021.12.27, 2022.1.21, 2022.2.3, 2022.2.4, 2022.3.8, 2022.3.8.1, 2022.3.8.2, 2022.4.8, 2022.5.18, 2022.6.22, 2022.6.22.1, 2022.6.29)
ERROR: No matching distribution found for yt-dlp==

こんな感じでモジュール名の後ろに「==」を付ければバージョンが列挙される裏技みたいな感じ??

その中から指定のバージョンをインストールする ※ここでは yt-dlp を対象とする
$ sudo pip install yt-dlp==2022.5.18
こうすることで過去のバージョンとかでもインストールできます

ざっくり使った感じだとこの 2022.5.18 が TVer も abema もアレできていい感じですね

基礎中の基礎の前の初歩中の初歩な内容すぎて申し訳ないです… #Python #Ubuntu

情報 <1581文字>

Android と PC のための adb メモ

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Android Debug Bridge(adb)なるものがあります Debug Bridge なんて聞くと「なんか面倒くさそうだな…」って思いがちだけど…一般利用者的な使い方でも「知っておくと得をする」ような便利な機能があるっていうか忘れがちな使い方をまとめて忘れ物防止メモって感じで書き留めておきます

  :

一般的には Android 端末と PC を USB ケーブルで繋ぎます なんかここんとこ Wi-Fi を使ってケーブル無しで繋ぐ手法が確立されてきてるようだけど…その話は後述って感じで

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まずはスマホ側の設定ってことで「設定」メニューから「システム」→「端末情報」と進みます ※機種により若干の操作法の違い有り

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その中にある「ビルド番号」を連打する

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既に有効にしてあったんでアレだけど…これで「開発者向けオプション」を有効にできます

※機種によっては「設定」メニューからいきなり「デバイス情報」って入る場合や「詳細設定」の中に入っている場合とかがあるようです まぁその辺はそれっぽい項目を選びつつ「ビルド番号」を探し出してそれを連打してください(汗

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次に「設定」メニューから「システム」→「詳細設定」と進むと「開発者向けオプション」が現れます ※これも機種によって進むべきメニュー項目が違う場合があるんで…あちこち探して辿り着いてください(汗

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「開発者向けオプション」内にある「USBデバッグ」をオンにして許可する これで端末側の設定は概ね完了です

  :

お次は PC 側の設定ってことで…本来 adb ってやつは Android Studio って開発ツールに含まれているものなんでそれをセットアップする必要があるんだけど単に adb だけを使いたい人向けにシンプルなパッケージが用意されているんでそれを入れることにします

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sudo apt install adb

なお動作検証っていうか…基本的に xubuntu 20.04 LTS を USB メモリに書き込んだものをお試しモードっていうかライブ起動して諸々を試しています 画像の撮り忘れなんかで…本番環境の Ubuntu MATE 20.04 LTS を使う場合もありますがその辺はご了笑ください汗

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インストールが完了したら先ほどの「USBデバッグ」をオンにした Android と PC を USB ケーブルで繋ぎ adb start-server してみましょう daemon started successfully と出れば成功です
この操作は省略してもいいのですが…接続した Android 機と PC とのやりとりを管理するデーモン(adbd)の起動を明確に確認できるので知っておいていいと思います
ちなみにデーモン(adbd)を終了する際には adb kill-server します いろいろな端末を繋ぎつつ作業してると稀に動作が不安定になる場合とかあるようなので…いったんデーモンを終了させて再び起動させるとうまくいく時があります

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そんな adb ですが 1 台の PC に複数台の Android を接続することができます 接続した Android(のシリアル) は adb devices で確認することができます

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そのシリアルを adb の -s オプションを使って指定するとその Android 機を操作できます 画像はそれぞれの Android 内の proc フォルダ内にある cpuinfo ファイルの末尾 10 行くらいを表示させた一例です
なお PC に 1 台だけ Android 機を接続して使用する際にはこの -s オプションは不要です 今後は説明の簡略化っていうか 1 台だけの接続にして -s オプションは省略した感じでいきます

  :

それでは adb のよく使うコマンドの説明をちょびっとだけ…

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adb shell で接続した Android 機にログイン(?)できます コマンドライン上の操作で Linux 系のコマンドが使えます

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adb shell コマンド名 だと PC 側の端末上で接続した Android 機のコマンドを実行できます 実行結果を PC 側のファイルにリダイレクトしたりパイプに送り込んだりできます
ちなみにここで試している pm コマンドはパッケージ・マネージャ系のコマンドですね これに list package なる引数を与えて起動するとその端末にインストールされているアプリの一覧を確認できます ここではその結果から grep を用いて必要な行だけ抽出して表示させています

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パッケージの一覧を確認できたってことで…それじゃ Android 機からファイルを取ってくる adb pull を使って apk(アプリ) を抜いてみましょう
目的とするアプリの ID(?) を指定することで apk ファイルを取得できます これはブラウザを使い Google Play で目的のアプリを表示させたアドレス欄にも表示されているんでその辺を参考にして grep で絞り込むといいでしょう
そうして出てきた中から /data/app/〜/base.apk を選択してコピーして adb pull /data/app/〜/base.apk として実行すると PC 側に base.apk として持ってこれます

この apk ファイルはそのまま Android 機にインストールすることができます インストールする場合は目的の Android 機に繋ぎ替えた後に adb install base.apk とすれば ok です

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モノは試しに Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB - Alexa搭載 にインストールしてみました もともと Amazon apps 版の フェアリードール が入ってたんだけど…それとは別にインストールすることができました
Amazon Fire には Google Play が入ってないんだけどこの手法を使えばアプリのインストールが可能です…が多くの場合ハードやセキュリティの制約などで入れられないことが多いです まぁどうしてもの非常時に入ったらイイナ!って感じで覚えておくといいかもです(汗

  :

アプリのバックアップの別の手法として adb backup アプリID ってのもあるようですね ただこれは機種ごとのセキュリティ設定が強く影響するのか…同じアプリでも G 社の Android だとうまくいくけど S 社のそれだとうまくいかないなんてことがあるようです
まぁもしうまくバックアップすることができたとして…出来上がった *.ab ファイルを展開するツールが存在するっぽい?
android-backup-extractor ってものらしく abe.jar ってのがそれらしいです Java 環境が必要で java -jar abe.jar unpack 解凍元.ab 解凍先.tar で展開できるようです

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Android 機のスクリーンショットを PC で撮ってそのファイルを PC に保存するなんてこともできるようです

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例えば adb exec-out screencap -p > ss$(date +%Y%m%d%H%M%S).png なんてすると実行した日時を付加した ss が PNG で PC に直接保存できます スマホの「電源 + 音量ダウン」のボタン同時押しがそれなりに使いにくいんで…微妙なタイミングを要するスクリーンショットを撮りたい時などに重宝すると思います

  :

Android 機の画面を PC 上で表示させられる scrcpy ってのがあるらしいです これは sudo apt install scrcpy で入れることができるようだけど…

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我が家の環境ではエラーが出て動きませんでした

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それじゃ別の手法で!ってことで snap 版の scrcpy を sudo snap install scrcpy で入れてみました ちなみに apt で入れる scrcpy の方が PATH の優先順位が高いんで /snap/bin/scrcpy って感じのフルパス指定で起動してみます

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snap 版の scrcpy だとうまく動きました! 思ってたより動きもスムーズでいい感じです!(>_<)w
そんな snap 版の scrcpy を毎回毎回フルパス指定で起動するのも面倒だな…って事なんで snap の別名設定を使ってみることにします

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設定は sudo snap alias 元のコマンド名 新しいコマンド名 でできるようなんで sudo snap alias scrcpy Scrcpy って感じで頭文字を大文字にしてみました エイリアスを確認する際には snap aliases とするようです

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同様に Android 機の音声を PC 上で再生させられる sndcpy ってのがあるらしいです これは rom1v / sndcpy の Get the app から sndcpy-v1.1.zip (※20220321現在) を落としてきて展開して…その中の sndcpy (シェルスクリプト) を実行すればいいようです

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先ほどの Scrcpy と sndcpy を同時に使ってみた例 音声は 0.5 秒くらい(?)遅れてきてるみたいですね あーあと sndcpy を使用する場合には PC に vlc (メディアプレイヤ) を入れておく必要があるようです
スマホとかの小さい画面とショボいスピーカーの音声を PC 側に出すと見やすくて音もよくてとてもゴキゲンです! 追加投資は USB ケーブルだけ!って手軽さがいいですね!

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そんな USB ケーブルで PC と Android 機を繋ぎっぱなしってのもなんか邪魔くさいんで…その辺をネットワーク (Wi-Fi等) でどうにかする手法があるようです ※使用するにあたり…最初の設定段階では USB ケーブルで繋いでおく必要があります

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まず adb tcpip 5555 で listen するポートを 5555 に設定します ポート番号は 5555~5585 の範囲で奇数番号のポートが使用できるらしい?
次に adb connect 192.16x.x.x32 で Android 機の IP アドレスを指定して接続します Android 機の IP アドレスは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「接続済みのAP」→「詳細設定」等で確認できます ※使用機種によりメニュー構成が若干違います

connected to 192.16x.x.x32:5555 などと表示され接続したら…この時点で USB ケーブルを抜いても ok です
あとは adb shell なりの adb コマンドをネットワーク経由で使用できます

  :

さらに最近では最初からネットワークで全てが完了する「ワイヤレス デバッグ」も使用できるようになりつつあります ※ Android OS 11 以降で adb も新しいものが必要になります

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sudo apt install adb で入れたものは Ver. 1.0.39 で…これは古いので使えません じゃぁどうしよう?ってことで…それじゃ Android Studio を入れてみましょう

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Android Studio のダウンロードページ のダウンロードボタンを押下して…お決まりの了解したぜ!チェックした後にダウンロードします ダウンロードしたファイルを解凍して android-studio/bin/studio.sh を実行するとインストールが開始します 本気で使う気がないのなら…まぁこの辺は適当でいいと思います(汗

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標準的なインストールを行うと ~/Android/Sdk/platform-tools/ の中に adb が用意されるのでこれを使ってみます Ver. 1.0.41 でした

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お次は Android OS 11 以降の設定を行います 「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」→「ワイヤレス デバッグ」をオンにして…その項目をタップする

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タップしたらワイヤレス デバッグの設定に入れるので…「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」をタップする

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すると必要な情報が表示されるので…これをもとに adb で接続設定していきます なお古い adb と混同するをアレなんで ~/Android/Sdk/platform-tools/adb って感じのフルパスでコマンドを起動しています

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先ほど表示されてた IP アドレスとポート番号で ~/Android/Sdk/platform-tools/adb pair 192.16x.x.x31:43015 って感じで実行します するとペアリング・コードを聞かれるのでそれを入力します ※ここでは 226441 でした これでペアリング設定は完了です

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お次は実際に接続します これは ~/Android/Sdk/platform-tools/adb connect 192.16x.x.x31:40643 って感じで実行します 先ほどのペアリング設定のポート番号とは別のポート番号になるので注意してください

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成功すればこれでワイヤレス接続が完了しています 後は ~/Android/Sdk/platform-tools/adb shell するなり色々をネットワーク経由で行えます 少々手順が多くて面倒かなーって思いつつ…まぁ慣れてしまえば USB ケーブルを接続するより楽ちんかなーってイメージです
ただし先述の scrcpy や sndcpy は(20220321現在)対応していない感じでした この辺が早く対応してくれればなーって思います

※ 追記 ※
テストした環境の PATH 設定の都合で Ver. 1.0.39 の adb が参照されていたので…その辺をどうにかしたら sndcpy は動きました Android Studio で入れた Ver. 1.0.41 を優先的に使えるよう PATH を以下のように設定しました
export PATH="/home/$USER/Android/Sdk/platform-tools:$PATH" ※ 標準的(?)な Android Studio のインストールを行った場合
一時的な設定ならコマンドラインで上記のように実行するもよし…再起動後とかも永続的に使いたいのであれば ~/.profile を編集して…最終行辺りに上記のパス設定を追加しておくといいでしょう

ちなみに scrcpy は apt 版(Ver. 1.12.1)と snap 版(Ver. 1.23)のどちらもワイヤレス環境では動作しませんでした(-_-;)

  :

そんなこんなな adb の使い方いろいろでした 他にも音量の操作やら特定のイベントシグナルの送信などなどアプリ開発のデバッグに有用な機能が用意されているのですが…まぁ末端ユーザでは概ね必要のない機能なのでその辺はもっとプロの方が発する情報をご参照くださいってことで #Android #Ubuntu #コマンドヘルプ

情報 <6454文字>

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