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Raspberry Pi 4 で運用実験中 Connect checker

No.39

TeraStation™ 5000N Series って NAS のディスク交換した際のリカバリ方法メモ

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時既に死語となりつつある SOHO っていうか小規模企業用のファイルサーバとして多く使われているファイルサーバ(NAS)がリプレースされて大漁にジャンク屋さん等に流れてきて安く叩き売りされているってイメージの TeraStation™ 5000N Series があるんだけど…こいつは動作用のシステム(Linux)を搭載 Disk 上に構築してるって都合上なのかその Disk を抜いちゃうとピクリともしない置物になっちゃうんでその辺をリカバリする方法を今後の忘れ物防止メモ的に記した概ね私的なドキュメントです汗
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そんなこなんで今回は前々から使ってた BUFFALO TeraStation TS5200D って NAS のディスクを HDD から…消音化を期待して SSD へと置換した際の作業履歴です ちなみに HDD として運用してた際のデータは約 4TB ほどあり…それを 2TB の SSD にまるっと複製するのは物理的に不可能だってことなんで HDD のデータは事前にファイルを抜いた後に SSD に換装して真っ更な状態に再構築したって条件になります

それでは→ TeraStation™ 5000N Series | Buffalo Americas から USB メモリに書き込むブート可能なイメージファイルをダウンロードしてきます

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DOWNLOAD CONTENTS」タブを選んだ後に…

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Bootable USB recovery image for TS5000 series.」って感じの説明があるものをダウンロードします ※ 2024/03/31 時点で「TS5k_recovery_260.zip」ってファイルでした これを適当な場所に解凍しておきます

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これを別途用意しておいた USB メモリ(※概ね 2GB くらいの容量を必要とするらしく…まぁ余裕を考えて 2.1GB 以上の USB メモリが必須だと思われる)にブートイメージを書き込みます この際 Windows 利用の場合だと添付の専用ツールでどうにかなるらしいのですが…まぁ Linux とかなら普通に dd を使って TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込めばいいようです ※画像は既に TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込んだ後のものなのでアレですけど汗

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$ sudo dd if=TS5000V2.6bootUSB.ddi of=/dev/sd status=progress

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of=/dev/sd の「」の部分は各人の環境により異なります! 必ず「コントロールセンター」→「ハードウェア:ディスク」を参照するなりして適切に指定してください!! ※画像は既に TS5000V2.6bootUSB.ddi を書き込んだ後のものなのでアレですけど再び汗

  :

これでブータブル USB メモリの準備ができたんで TeraStation のリカバリをしていきます もちろんこの段階で TeraStation に HDD なり SSD を正しく装着した状態にしておきます

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先程の USB メモリを TeraStation 背面の USB ポートに挿し…ブートのセレクタスイッチを「USB」側にセットして電源を接続して本体前面にある電源ボタンを ON にします

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しばらくすると本体前面の液晶表示部に「Recovery I41 PushFuncToStart」と表示されるんで…同じく本体前面にある「FUNCTION」ボタンを押す

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本体前面の液晶表示部が「Recovery I37 SystemRecovering」となりリカバリ処理が実行されます

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リカバリが完了しました

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電源を切り…本体背面のブートのセレクタスイッチを「HDD」側にセットしてリカバリ USB メモリを抜いて LAN ケーブルなんかを挿して諸々の準備が整ったら再度電源を入れます

  :

これで後は BUFFALO TeraStation TS5200D の IP アドレスにブラウザでアクセスすれば設定画面が表示される…らしいんですがなんかバグったような表示になり先に進めない? 困りましたね(-_-;)
どうやらこの辺はファームのアップデートを行えば対処できるらしいんでそのようにしてみます

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TeraStation 5000シリーズ ファームウェア アップデーター (Windows) ってのがあるようなのでダウンロードしてきます

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ダウンロードした ts5000-v422.exe は…そのまま ZIP ツールで解凍できるんで適当なフォルダに解凍します そして解凍したフォルダに移動して TS5000-v422 フォルダに移動した後に Windows のアプリケーションを Linux 上で動作させる Wine ってのを使って TSUpdater.exe を実行します

20240331103210-admin.png
$ wine TSUpdater.exe

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TeraStation のファームがいろいろと更新されていきます

これらの作業が全て完了すれば…今度こそ BUFFALO TeraStation TS5200D の IP アドレスにブラウザでアクセスできるようになり諸々の設定が可能になります
ちなみに初回起動時の管理者ユーザ名とパスワードは
ユーザー名:admin
パスワード:password
で入れます 入ったら直ちにパスワードを別のものに変更しておきましょう

そんなこなんないろいろとややこしそうな作業の連続ですが…まぁ間違えたりしても最初のリカバリ USB メモリでのブートの辺りまで戻れば何度でもやり直し可能なんで気楽に作業すればいいかなって感じです それでは良いジャンク NAS 生活を!(>_<)w #NAS #Ubuntu

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